金曜日

数字・うら読みななめ読み 第11回〜「1日3食って?」その2
最近出した本にも、昔だったら書かないようなことも書いていますね。「野菜は洗う」とか、「これをやっているときに、こちらを洗う」とか、「これを切っている間にこちらを火にかけて煮ておく」とか、そういう段取りまで書かないと同時進行で料理を作れない方が増えているんですよ。

子どもって自分で本当に食べたいと思ったら、一人でも見よう見まねで何か作るようになります。親が作る姿を見せていて、手作りの味が分かっていれば、子どもも自分でやるんじゃないかしら。でも、そういう姿を見せていなければ、お腹がすいたらコンビニに行ってしまう子どもになってしまいますよね。お金を持っていれば、簡単に買うことができる世の中ですから。今の家庭にはそういう部分が欠けているんじゃないかなって思いますね。

私たちが小さいころ、何気なく見ていた台所の光景も大事でした。夕飯ができて、みんなで食べて、流しに食器を持っていくと鍋などの洗い物は残っていなかったものです。作りながら片付ける、という段取りを母親はちゃんと背中で見せてくれていたんです。

20日の夜は全店の看板を消灯、ワタミがCO2削減イベントに参加
ワタミフードサービスは6月20日、同社が展開する国内の全店舗と本社で、20時から22時の間、看板の照明を消す。さらに、20時の時点で店内にいるお客1組に1つずつキャンドルをプレゼントする。

これは、「でんきを消して、スローな夜を。」を合言葉に、「大地を守る会」などのNGOが主催する「1000000人のキャンドルナイト」というイベントの一環。電気の消費量を減らし、二酸化炭素の削減を呼びかけることを目的としたもので、今年で2年目を迎える。松下電器産業やリコー、ミニストップなど、様々な企業や団体が参加。昨年ワタミは、本社ビルの看板の照明を消したが、今年は取り組みを拡大する。

Samsung社,FeRAM混載の多機能ICカード用論理LSIの量産にメド
現在までに市場に投入されている多機能ICカード用論理LSIのほとんどは,データなどの格納にEEPROMを用いている。Samsung社によれば,EEPROMの代わりにFeRAMを使用することで,数多くの利点が生まれるとする。例えば,処理性能が高くなること,書き換え可能回数が増すこと,製造プロセスが簡単になること,およびチップ面積が小さくなることである。EEPROMを内蔵した多機能ICカード用論理LSIの読み出し/書き込みサイクル時間は4msと長く,かつ書き換え可能回数は105回以下と少ない。

 FeRAMを混載した多機能ICカード用論理LSIは,富士通がすでに量産を開始している。国際学会での発表を見る限り,Samsung 社はこれまでFeRAMの応用先として,携帯電話機などに向けた単体用途を重視してきた節がある。多機能ICカード用などの論理LSIにFeRAMを混載した発表は今回が初めてである。

トヨタ、車載用半導体開発への取り組みを明らかに
トヨタが自社開発している半導体技術としては、(1)プリウス搭載の50kWモーターを制御するパワー半導体「IGBTs(Insulated Gate Bipolar Transistors)」、(2)制御回路用の製造プロセスとして、デジタル回路、アナログ回路、パワー回路を混載できる「トレンチ分離型 BiCDMOS」技術---を持っている。具体的な自社製半導体としては、新型クラウンから搭載を始めた、ジャイロスコープと加速度センサーを集積した「ヨーレート・センサー」がある。このセンサーは、実際のハンドル切り角とセンサーの値を比較して自動車の航行安定性を維持するためのVSC (Vehicle Stability Control)システムに使っている。

従来のVSCシステムでは、水晶振動子を使ってヨーレートを計測していたが、MEMS技術を使って微小な容量変化を検出するジャイロセンサーを作製し、今回初めてSi半導体チップにした。これによって「センサー部分の感度を上げるとともに、製造コストが低下した」(藤川氏)。ただし、センサーの信号を処理するチップが別に必要であり、全体の製造コストは変わっていないという。

藤川氏は「トヨタ半導体チップを自社製造することは、トヨタが業界の中で優位に立つ源である」としながらも、今後は最先端の製造プロセス技術が必要な場合もあり、半導体メーカーと協力していくこともあるとした。