Q.
なぜ「テスト」は軽視されるのか?

A.
仕様ですからぁぁぁ


【緊急連載・通信業界再編】(5)「再編」を呼んだIIJの今の姿

三洋電機、コンビニなど小売店舗の消費電力を半減するシステム
三洋電機は、コンビニエンスストアなどの小売り店舗向けに「コンビプラス・システム」を開発した。コンビプラス・システムは、空調機器や冷凍・冷蔵ショーケースを一括管理するシステム。各機器の能力を連携させることで高効率運転を実現し、消費電力量を削減するという。

三菱電機,cdmaOne向けにGaAs HBTを用いた送信用電力増幅器モジュールを発売
 今回の製品は,回路構成を見直すことで,部品点数を従来の20個から16個へ削減した。これにより,同社従来品(4.5mm×4.5mm×1.3mm)から約27%小型の4mm×4mm×1.2mmの樹脂封止パッケージに収めることができた。

Sun Microsystems社の3次元インタフェース「Project Looking Glass」の裏に日本人がいた
川原氏によると,Project Looking Glassを利用できるかどうかは,グラフィックス・アクセラレータに依存する。現行のProject Looking Glassは,米NVIDIA Corp.のLSI「GeForce2」と同等のグラフィックス処理性能(700〜800Mテクセル/秒)を要求する。最低必要なVRAMの容量は16M バイトで,32Mバイトあるのが望ましい。マイクロプロセサは,動作周波数700MHzのPentium IIIクラスであれば,Project Looking Glassの起動が可能という。Sun社は今年の中頃に,Linux上で動作するProject Looking Glassの開発者向けバージョンを公開する予定だ。その準備として,川原氏は現在必死にコーディング中である。

TI社が台湾の展示会でOMAPの売り込みに熱心になる理由
 米Texas Instruments Inc.(TI社)は台湾で開催中のCOMPUTEX TAIPEI 2004で,携帯電話機などに向けたマイクロコントローラ「OMAP」関連の展示に広いスペースを割いている。OMAPで動作するMPEG-4H.264などの符号化/復号化処理ソフトウエアを手がける米国や韓国,インドのサード・パーティのブースを一角に集め,各社がソフトウエアを台湾メーカーに売り込む手助けをしていた。
 新製品を発表した直後でもないのにTI社がOMAPの売り込みに熱心な姿勢を見せるのは,潜在的な顧客が数多く存在すると認識しているからである。具体的には製品の設計を自ら手掛ける携帯電話機メーカーやデジタル・カメラ・メーカーである。


「PCI ExpressでGビットEthernetの実力を引き出す」,Agere社とBroadcom社が製品化

日立、料亭などの米の炊き方の再現を目指したIHジャー炊飯器
 日立H&Lでは、米を炊く際の味を高める要素として、「しっかり浸し」「最適時間で全体を一気に炊き上げ」「じっくり高温で蒸らす」の3つに注目、新製品ではこれに基づいた「極上炊き」コースを設けた。従来製品の3倍弱の時間で米に水を吸収させ、内蔵するIHを駆動して均一に炊き上げる。常時赤外線センサーで内釜の温度を直接計り、ワイド・インバーターで火加減の微調整を行ない、最後に蒸気を高温に保ちながら蒸らす。


「FeliCa」対応はF,無線LAN対応はN,次期FOMA端末の姿が明らかに

 これまでNTTドコモは,2004年8月ころにFeliCa搭載端末を市場投入するとしていた。業界では夏モデルで出揃うのはPDC方式の3機種, FOMAの1機種と言われていた。既にPDC端末としてはシャープの「ムーバ SH506iC」,パナソニックモバイルコミュニケーションズの「同P506iC」,ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの「同SO506iC」が電気通信端末機器審査協会(JATE)を通過しており,どの携帯電話機メーカーがFeliCa搭載のFOMA端末を開発しているのか耳目を集めていた。「F900iCだけでなく,今後すべてのFOMA端末にFeliCa機能を搭載する。これによりモバイルeコマースという新しいサービスを拡充していく」(NTTドコモの千葉氏)。

 このほか千葉氏の講演では,NECが開発する無線LAN対応機「N900iL」にも言及した。無線LANの使い方については,「オフィスの内線電話として使われている構内PHSのような使い方を想定している」(千葉氏)とした。同機は,NTTドコモの携帯電話機として初めてLinuxをOSとして搭載した機種になる。

「情報漏洩に対するマニュアルがあったわけではない」(ジャパネットたかた社長 高田明氏)
−− 最近、個人情報の流出事件が多いが、何が最大の問題なのでしょうか?

高田 いろいろなとらえ方があるので難しいのですが、個人情報を売買することで栄えるのはおかしいのではないか、ということですね。個人情報保護法が来年には施行されますが、私は、事業を始めた15年前からおかしいと考えていました。

個人情報を企業として最大限に防御すべきであったわけですが、ここに甘さがあった。いま、多くの投資をして、記録メディアの管理や社内ネットワークのアクセス制御など、いろいろな対策をしています。

これらの対策は、社員性悪説ではないのです。あくまでも、自分たちのことを自分で守るための性善説の対策なのです。ビジネスの形態は変わってきており、1社では完結しなくなってきています。多くの会社とのコラボレーションが重要になっています。大手もみなそうです。その中で、自分の企業責任をどう果たしていくか、ということを考えると、大変ではあるけれどやらなければなりません。

電話帳などを見ると、名前も住所も電話番号も出ていますね。これは、完全に個人情報です。守るべき個人情報の境界はどこにあるのか、ということを正しく認識することがとても重要だと思います。

Visual Studio 2005や64ビットなど次世代開発が身近に迫る
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 Visual Studioにテスト機能を統合
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 プログラム開発にテストは必要不可欠である。これまでのVisual Studioはコーディングとデバッグの機能しか備えていなかったが,次のバージョンのVisual Studio 2005 Team Systemには,ソース管理/プロジェクト管理/スケジュール管理から,テスト/分析機能までもが実装される。より大規模な分散アプリケーションの開発を支援するツールになる。

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   C#がより便利で高速に
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 Microsoftが次世代プラットフォームとして進めているのが.NETであることは,ご存知だろう。その実行環境である「.NET Framework 1.1」が,Visual Studio 2005の出荷と同時に「.NET Framework 2.0」へバージョンアップされる。それに合わせて,.NETの“ネイティブ”言語である「C#」も,Visual Studio 2005が出荷されるタイミングで,言語仕様が拡張される。

 その内容はたくさんあり既に報道されている内容も含まれているが,ここではそのうちの大きな変更として次のものを説明しよう。(1) Genericsジェネリック),(2)Anonymousメソッド(匿名メソッド),(3)Nullable Type(nullが可能な値型)――の3つである。現在のC#の言語仕様の完全上位互換になっているので,既存のプログラムもそのままコンパイル可能である。

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 Win64対応はポインタの大きさに注意
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 64ビットWindowsWin64)用のアプリケーション開発についてのセッションも多く開かれた。Win64は,Itanium用と AMD64/Intel Extended Memory 64 Technology(EM64T)用の2種類があり,バイナリ・レベルの互換性はないものの,ソース・コードに互換性がある。そして,Win16から Win32への移行以上に,Win32からWin64への移行が簡単であることが示された。なぜなら,メモリー・モデル――すなわちデータ型の大きさが変わっていないからである。

 Win64でもWin32と同様,int型とlong型の大きさは32ビットである。64ビットの整数型はlonglong型になる。異なるのはポインタの大きさだけだ。Win32では32ビットだったが,Win64では64ビットになる。ポインタの配列を操作したり,ポインタを含んだ構造体を扱っているコードの移植は注意が必要だ。