グリッド・コンピューティング

 様々な場所にある複数のコンピュータをLANやインターネットなどのネットワークで結び、CPUパワーやデータストレージなどのコンピュータ資源を共有して、あたかも1つの高性能コンピュータのように利用できるようにする技術。電力網を意味する「Power Grid」を語源としており、電気を供給するように、必要な時に必要なだけコンピュータパワーを提供することを目指している。

「人間工学の見地から検証を行なった浴槽デザインを採用し、入浴者の快適性を追及した」(サンウエーブ)。

高品位(HD)映像のポストプロダクションおよびコンテンツ配信に向けたIEEE 1394FireWire)規格の実装について明らかにした。PanasonicのHDデジタルVTR「AJ-HD1200A」にFireWireを搭載する。両社が、ラスベガスで開催中の放送業界向け展示会「National Association of Broadcasters(NAB)」で、米国時間4月18日に発表したもの。
AJ-HD1200Aは、「DVCPRO HD」シリーズの新製品で、データ・レート100MbpsのDV-HD規格をサポートする。FireWireを装備したAJ-HD1200Aと、 Apple社が発表したプロ向けビデオ編集ソフトウエア「Final Cut Pro HD」を組み合わせることで、デスクトップ・パソコンやノート・パソコン上でのHD編集環境が実現し、HD制作にかかる費用を大幅に削減することができるとしている。

 花岡車輌は2004年4月1日、創立70周年記念としてユニバーサルデザイン(UD)の手法を導入して開発した、荷役用台車「プレミアムダンディ」と「プレミアムダンディ・リフト」を発売した。
 こうしたユーザー調査から導き出されたキーワードは、「安全」「操作」「収納」「美観」「快適」「環境」。握りやすく、重いものを載せた状態でも方向を変えやすいようにハンドルの形状を工夫したほか、ハンドルを折りたたむ際に足で踏むバーを左右どちらの足でも踏みやすくした。また、再生材やダイオキシンの排出が少ないオレフィン系樹脂を使用するなど環境負荷にも配慮した。

フォード、ゼネラルモーターズダイムラークライスラーなどの大手自動車メーカーは、製造コストを削減するため、このところ中国での部品調達拡大に余念がない。計画によると、ゼネラルモーターズの中国での部品調達総額は向こう数年で年間100億米ドルに達するという。同社の2002年の調達額は11 億米ドルだった。一方、ダイムラークライスラーは、韓国の現代自動車、日本の三菱自動車と提携し、中国での部品調達計画を始動した。
「世界の大手自動車メーカー各社は、自社で中国投資を行うと同時に、関連部品メーカーにも中国進出を促している」。デルファイのグローバルサプライマネジメント担当のデビッド・ニールセン副総裁は記者の取材に対し、「デルファイの2003年の中国での調達額は2億2500万米ドルだったが、2007年には10 億米ドルに達するだろう」と述べた。
今年、政府は部品輸入に対して、さらに厳しい政策を定めるという。新政策のもとでは、国外の部品サプライヤーが中国の部品市場に参入するためには、現地生産化が必須とされる。

富士通研究所は、イントラネットとインターネットを区別することなく連絡が可能な“ユビキタスIP電話システム”を開発した。同社が4月16日に明らかにしたもの。同システムを使用すると、「相手の場所や状況に応じて電話番号や通信手段を使い分ける手間が省け、業務上のコミュニケーションを効率化できる」(同社)という。
同システムは、無線ICタグRFID)を使って検出したユーザーの位置情報や、パソコン/PDAなどの接続情報を統合することで、ユーザーの場所や状況に適した通信手段を自動的に選択する。例えば、電話の受け手が社内にいるときにはIP-PBX装置と連携してユーザーに最も近い内線電話を呼び出し、外出中には携帯電話を、外出中でも公衆無線LANサービスを使っていればパソコン/PDA上のIP電話ソフトウェアを通信手段として選ぶ、といった処理が可能となる。「電話をかける側は、内線電話、携帯電話、IP 電話などの違いを意識する必要がない」(同社)
ファイアウォールの内外に設置した専用のサーバー(プレゼンスセキュアゲートウェイ)が、ユーザーの状態を監視/中継する。そのため、ファイアウォールに特別な設定をすることなく、安全にプレゼンス用の標準プロトコルが利用できる。プレゼンス情報の処理に使うプロトコルSIP/Simple。
なお、同社は、電子メールなど、より多くの通信手段への対応や、スケジュール・システムとの連携など実用化に向けた開発を進め、富士通のプレゼンス・サービス基盤「FLAIRINC」の拡張機能として2004年中の製品化を予定している。

浜松ホトニクスを中心とする企業数社は、ベンチャー企業の起業家育成を目的とする光産業創成大学院大学を2005年4月に開校する。特徴は、学生も教員も実際にベンチャー企業を創業し、その企業の事業を成功させるという実践経験を通して起業家に必要な能力を学んだり、教えたりする点。今年6月に学校法人と大学院大学の設立認可を申請する予定である。
浜松市呉松町に設置される同大学院大学は、ベンチャー企業の創業から育成までの実務を教える博士課程だけで構成。ベンチャー企業の事業範囲は、「光産業振興とするが、光の科学技術はほとんど解明されていないので、事実上はあらゆる分野が対象となる」見通しである。大学院大学の1学年の定員は15人程度の少数精鋭とする。
建学する目的は「日本をものづくり立国として再生させる核となる起業家人材のを輩出」(昼馬社長)という。この結果、産学連携を実践する起業家人材を育成し、2050年までにベンチャー企業による新規事業興しによる産業振興を盛んにし、日本をものづくり大国とする壮大なプランを描いている。

4月17日、悪徳商法についての情報を掲載するWebサイト「悪徳商法?マニアックス」の管理人Beyond(吉本敏洋)氏らが中心となって組織された「ウェディング問題を考える会」の総会が都内で開催された。

 テスト公開された「A9」は、Web検索を完全にGoogleに任せた上で、これに独自の機能とわかりやすいインターフェイスを備え、さらに Amazonとの連携を強めているのが大きな特徴だ。Googleによって提供される検索結果には、A9独自の機能としてAlexaの情報を表示できるようになっている。検索結果の各項目の横にある「Site Info」にマウスポインタを合わせると、Alexaに登録されているそのサイトの基本情報を表示。トラフィックのランキングやサイトが開設された日時、実際にそのサイトを閲覧した人が見た他のサイトの一覧などを確認できる。なお、AlexaもまたAmazonの完全子会社であり、Googleとの提携の下で独自のサーチポータルを開設している。
 Googleによる検索結果の右隣のコラムには、同じキーワードによるAmazonの書籍検索結果が表示される。書籍名でヒットする場合もあるが、それ以外にも自動的に書籍の中身まで検索し、「Search Inside the Book」サービスによって書籍中で該当するキーワードがハイライト表示される。この検索結果をクリックすると、Amazonの該当書籍ページが表示される。
 いちばん右側のコラムには「Search History」があり、Amazonのアカウントを持っていれば、24時間以内に検索に利用したキーワードの一覧が表示される。
 インターフェイスとして興味深いのは、Googleの検索結果と、Amazonの書籍検査結果のコラムの幅が自由に調整できる点だ。ユーザー個々の情報に対する考え方によって、画面のインターフェイスを大幅に変更できるわけだ。